第3回 INCITY 勉強会レポート 2025年2月17日、GEOTRAが運営する会員制コミュニティ「INCITY」のオフライン勉強会が東京・大手町で開催されました。
INCITY Meetup「まちづくりにおけるデータ活用に関する勉強会~都市計画編~ 」を開催しました!(2024/09/11)
第1回 INCITY 対面勉強会レポート
2024年9月11日、GEOTRAが運営する会員制コミュニティ「INCITY」の第1回オフライン勉強会が東京で開催されました。
勉強会は、「データ活用×まちづくり」の中で「都市計画」をテーマに、実プロジェクトでのデータ活用の取り組みについて、東京建物様、大成建設様にお話いただきました。
登壇者
小島 靖弘 氏(東京建物株式会社 まちづくり推進部 課長代理)
村上 拓也 氏(大成建設株式会社 都市開発本部 新事業推進部 課長)
陣内 寛大(株式会社GEOTRA 代表取締役社長)
(左から、村上氏、陣内、小島氏)
参加者
建築コンサルタント、デベロッパー、ゼネコン、鉄道会社などまちづくりに関わる12の企業から14名が参加しました。
プログラム内容
講演概要
第1部では、東京建物株式会社 小島氏による「まちづくりにおけるデータ利活用の方向性」という講演が行われ、八日京エリア(八重洲・日本橋・京橋)におけるデジタルを活用したまちづくりが紹介されました。
第2部では、大成建設株式会社 村上氏による「データを活用した効果的なまちづくり〜エリマネDXの実践について〜」という講演が行われ、西新宿エリアのまちづくりにおけるデータ活用事例や産官学連携によるエリアマネジメントDXについて紹介されました。
(講演の様子)
これらの講演では、まちづくりにおける各社の取り組みやデータ活用のアプローチが取り上げられました。参加者との活発な質疑応答もなされ、各社が取り組んだ具体的な分析事例や、まちづくりの実プロジェクトでの試行錯誤など、臨場感あふれるエピソードも多く飛び出しました。
パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、登壇者の2名に加え、GEOTRA CEOの陣内の3名で、いくつかのテーマに沿って議論が交わされました。
ディスカッションでは、
- まちづくりにおけるデータ活用の展望として、人流データやSNSデータなどを組み合わせ、訪問者の感情やまちへの愛着度を評価することも今後重要になってくるのではないか
- まちに関わる多用なステークホルダーとの合意形成には、データから得られた結果だけでなく、エピソードを加えて説明することで、理解を深め協力を得やすくなる
といった議論も交わされました。
また、参加者からの質問を交え、まちづくりのKPIをどのように設定し、どのように測定するか?(人流データで回遊数や滞在時間を測る方法など)、マイクロモビリティの活用といったテーマについても議論が行われました。
(パネルディスカッションの様子)
懇親会
勉強会の後には、参加者同士のネットワーキングの場として懇親会を実施しました。INCITY コミュニティは、参加者同士の交流の場を作ることも活動の目的のひとつです。
初めての「懇親会」ということで、交流のための企画もご用意していましたが、その企画を実施することなく、名刺交換が始まり、セッション時には肌寒かった会場で汗ばむほどの熱気に包まれました。あまりの盛り上がりに、終了のアナウンスをしてもよいか迷うほどでした。
まちづくりという大きなテーマに取り組む皆様にとって、実務者同士の情報共有は有効なインプットの場になったのではないでしょうか。今後もこのような勉強会を開催していきますので、ご興味がございましたら、ぜひ、INCITY Membershipにご登録ください。
▶INCITY ウェブサイト
https://www.geotra.jp/incity
(懇親会の様子)
今後の予定
INCITYでは、引き続きまちづくり領域の最新情報や技術的な知見を提供するため、定期的な勉強会やセミナーを定期的に開催する予定です。次回のオフライン勉強会については、INCITYサイトおよびメーリングリストでの案内をお待ちください。
また、10月2日にはナビタイムジャパン様をお招きし、インバウンド人流データ活用をテーマとしたオンラインセミナーを予定しております。(zoomウェビナーでの実施となります)
ビッグデータを用いた訪日外国人の観光周遊・消費動向の分析事例や、ナビタイムインバウンドデータやGEOTRAのデータモデリング技術を用いた交通分析・シミュレーションなど発展的な取り組みについてご紹介する予定です。
詳しくは以下から詳細をご覧ください。